勉強を教えるのがうまい人というのは
結果的に成績が上がる生徒が多い人なわけです。
ではどうすれば成績が上がる教え方ができるのか。
それは教えすぎないことです。
興味を持たせることです。
その場で完結させてはいけないんです。
何でそうなるの？と思わせることができれば
まず第一段階はクリアです。
何で？と思わせるだけではだめで、
知りたい！と思わせることができれば第二段階クリアです。
何で？と思わせて、知りたい！と思わせることができれば
あとは環境を用意するだけです。
例えば調べるツールを置いておいたり、
いつでも質問できる環境にしておいたり。
その生徒が知りたいと思ったときに、
すぐに行動に移せる状態にすることが大事です。
その３つがそろっていれば、
学力は上がっていくわけです。
要するに好奇心を持たせることです。
だから上手な授業というのは
生徒に好奇心を持たせることができるかどうかです。
決して、わかりやすく教えることではないんです。
そこを勘違いしてはいけません。
栄進研の先生たちは教えるのが上手ですけど、
すべてを教えていないのはそこから来ています。
僕が答えまで教えるなと言っています。
生徒によっては考えなさいと質問に答えない場合もあります。
なぜならその生徒なら本当はできると思うからです。
できるはずだと思っている生徒が
できるはずの問題を質問に持ってきた場合は考えさせますし、
一度質問に答えたことがある問題についても
もう一度考えさせます。
その考えている時間が大事なんです。
頭を使って、過去に教わったことを思い出す。
今までで来ていた問題を派生させてその問題でも使えるように変換させる。
そういう頭を使う時間を作ることが大事です。
だから教えすぎない先生が教える上手ということになります。
教えるうまさというものは、好奇心を持たせることなんですよね。
それがやる気につながるわけです。
すべてをわかりやすく教えることではない。
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