そんな魔法は使えません

塾という場所の目的は

 

生徒の成績を上げることです。

 

最終的な目標は第一志望の合格です。

 

それは皆さんも知っての通りだと思います。

 

しかし一つ気を付けないといけないことがあります。

 

それは、

 

 

 

何もしないで合格できるほど甘くないということです。

 

 

 

 

塾は魔法使いではありません。

 

受けるだけで劇的に点数が上がる授業なんてものはないし、

 

地道に頑張らないと習得できないことを

 

ショートカットできるようなものもありません。

 

強いて言うなら、

 

例えば、

 

 

舗装されていない道をゴールがどこかもわからない状態で歩いている生徒が

 

舗装された道をゴールに向かって歩くことができるというくらいです。

 

 

だから自分の足で歩かなければいけないことに変わりはない。

 

 

 

基本的に小学生はもちろんですが、

 

高校生でも勉強のやり方を間違っている生徒はいます。

 

やり方も間違っているし、ゴールを決めてない生徒もたくさんいます。

 

よく見る英単語練習や漢字練習はまさにそれです。

 

あとノートまとめとか。

 

 

 

「書かないと覚えられない」という昔ながらのやり方でやっても

 

頭には入らないのに、

 

書くということでノートに勉強の形跡が残るため

 

それを推奨する人はまだまだたくさんいます。

 

書いても頭には入りません。

 

もちろん0ではありません。

 

多少はプラスになります。

 

それこそ皆さん大好きな効率の良い勉強方法ではありません。

 

 

 

効率を求めるのに、効率の悪い勉強方法を好んでいるという謎です。

 

 

 

塾はそういう勉強の間違いを正すことは出来ます。

 

「正す」というか、こうやるべきというものを提示することは出来ます。

 

あとはその生徒がそれをやってみるかどうかです。

 

提示されたものをやらない生徒はだから伸びません。

 

前にも言いましたが、

 

「自分のやり方でやる」というのであれば、

 

塾に行かなければいい話です。

 

栄進研はそういう生徒は辞めてもらっています。

 

来る意味がないですし、お金の無駄ですから。

 

だから素直な生徒が伸びやすいという話になるわけです。

 

 

 

 

で、ここまでが入口なんです。

 

提示された勉強方法をやってみるところまでが。

 

やりもしなければどうにもならないので、

 

自分のやり方がどうのこうの言っている生徒は

 

この入り口にすら立てていないわけです。

 

そして次の段階がとても重要なんです。

 

 

 

実際に試してみて、それを継続すること。

 

 

 

ここでやっと本題に入ります。

 

塾は魔法使いではないんです。

 

通っているだけであっと驚くような成果は出ません。

 

ここが塾という業種の難しいところです。

 

あくまでも生徒本人が頑張らないと塾も無意味になってしまう。

 

塾の仕事というのは、

 

「道しるべ」

 

です。

 

目標に対してのルートはこっちだよと教えたり、

 

目標に向かうために何をしていかなければいけないかを提示する所です。

 

塾に行けば何とかなると思っている人の多くは

 

カーナビさえつければ目的地に着くと思っている人と同じです。

 

どんなに優れたカーナビを搭載しても、

 

自分で運転して進んでいかなければ目的地にはつきません。

 

カーナビは最適なルートをこちらに示してくれます。

 

そのカーナビの言うことを無視した場合、

 

果たして目的地に着くのは早くなるんでしょうか?

 

10年前のカーナビでも最速で着きます。

 

そのカーナビの言っていることを、

 

「自分の知っている道で行きたいんで」っていうのであれば

 

そんなカーナビ付けなくていいでしょうに。

 

 

 

カーナビも魔法使いではないんです。

 

目的地を入力したら一瞬でそこにつくわけじゃない。

 

どこでもドアじゃないんですから。

 

必ず自分で運転していかなければいけません。

 

勉強も同じです。

 

塾で提示されたことをやり続けてやっと目的に到達するわけです。

 

途中でやめる人の多くは

 

この提示されたことをやりもしない人がとにかく多い。

 

思ったより成績上がらないと言っちゃう人いますけど、

 

思ったより勉強が増えたんですか?と思います。

 

人はよく、魔法のような力を信じたりします。

 

それがわかるワードが

 

「効率の良い」「勉強のやり方」「塾ならではの」などになるわけです。

 

どんなに良い方法だろうと、

 

生徒本人がやらなければ無意味ですし、

 

継続していかなければ無意味です。

 

お家で何をさせればいいですか?と聞かれるときも多いですが、

 

家では気持ちよく勉強できるようにさせてあげてください。

 

勉強に関する小言を言わない。

 

そんなことをされるとはっきり言ってマジで邪魔です。

 

生徒のやる気がなくなります。

 

毎日塾に行って4時間とか勉強している子供に対して、

 

「もっと勉強しろ」とか

 

「塾行って遊んでるんじゃないか」とか

 

「点数が悪い」とか

 

やる気なくさせたいならどうぞ浴びせてあげてください。

 

ま、僕ならやる気なくなりますね。

 

速攻で勉強辞めます。

 

言われても続けている皆さんはとても偉いですね。

 

きっとブラック企業に行っても働けると思います。

 

親がやるべきことは「躾」と「安心」です。

 

もし成績を上げたいなら

 

家は安心して過ごせる場所でないといけない。

 

家から出てから困らないように「躾」はしないといけない。

 

親がやるべきなのはそれだけです。

 

勉強に口を出すのは本当にやめていただきたい。

 

言いたいことがあるならこちらにどうぞ。

 

代わりに生徒に話します。

 

もちろんすぐには言いません。

 

話して一番響くタイミングで話します。

 

 

 

点数を上げたければ提示されたものをすべてやる。

 

自分の手で勉強をしてそれを続ける。

 

そうやって初めて少しずつ成果が出ます。

 

成果が出るのは少しずつです。

 

一気に成果が出るような魔法はないんです。

 

 

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