「兼塾」とは
塾を2つ以上掛け持ちすることです。
結論から言うと、
兼塾に良い点はありません。
百害あって一利なしとまでは言いませんが、
害もあれば、利もないです。
よくあるのが、
英会話の教室と学習塾の兼塾です。
使い分けができていればいいと思うんです。
英会話の教室はあくまでも「英会話」なので、
英語ができるようにはならんということです。
当然、英語の対策もしますとは言うでしょうね。
しかし、英語の対策ができるのであれば、
最初から英会話教室ではなく、
英語塾にするはずです。
英語塾ではなく、英会話を強化する必要性を感じているため、
その英会話教室は存在しているわけです。
だから、ネイティブな英語の発音で耳を慣れさせたいとか、
英語の勉強ではなく、英会話を身に付けさせたいという意図であれば良いと思います。
問題なのは英会話教室で英語の勉強をしてしまうこと。
英会話と英語の勉強は別物です。
学習塾で英語を指導されることと、
英会話教室で英語を指導されるのでは
全く別物の指導になります。
すると何が起こるかというと、
生徒自身が混乱するんです。
日本の英語教育に合わせて勉強をすると、
正直言って英語を話せるようにはなりません。
ただ、英語で点数を取らなければいけない。
いくら英会話ができても、
英語の点数が取れるようになるためには
英会話を極めたころになる。
だから用途を分けてください。
英会話教室はあくまでも英会話。
英語の指導は学習塾に任せる。
英会話教室ではなくても、
あっちの塾では数学だけ、
こっちの塾では英語だけみたいに分けるのも良くない。
成績を上げるためには
つながりが大事です。
例えば、英語の成績を上げるために国語力が必要になったりしますし、
理科の成績を上げるために数学の知識が必要なときもあります。
それぞれのつながりを大事にしないと
なかなか成績って上がらないんですよ。
どの科目をどこまで復習できているのかも予習できているのかもわかりませんし。
合格できるかどうかの目安も立てにくくなりますしね。
一つのところに専念してやるべきです。
合格してもらいたいならなおさらです。
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