勉強で差がつく理由

中学校に行って順位が発表され、

 

自分の立ち位置というものを

 

明確にされる。

 

小学校の時は同じような点数の子でも

 

中学のテストでは大きな差がついている場合が沢山ある。

 

小学校の時は同じ100点だったのに

 

中学のテストでは80点と60点にわかれたりする。

 

小学校の時に60点だったから大丈夫と思っていると

 

中学に行けば30点も取れない現実が襲ってくる。

 

それはなぜか?

 

小学校のテストは単元が終わったらすぐにテストをする。

 

だから昨日授業でやったことがテストに出る。

 

そうすると授業さえ聞いていれば100点は取れる。

 

そもそもそのテストで80点を切っている時点で

 

超危険なわけだ。

 

それはさておき、

 

それに対して中学のテストは、

 

単元がいくつか終わってからまとめてテストをする。

 

大体1学期に2回しかテストがないため、

 

4月から5月の2か月で勉強したものが全て出題される。

 

2か月前に授業でやったものもテストに出るわけだ。

 

だから小学校のテストのように簡単に点数は取れない。

 

まずそれが小学校のテストの点数よりも点数が下がるからくり。

 

しかしそれでは差は生まれないはずである。

 

ではなぜ差ができるのか。

 

それは本当に小さい遅れの積み重ね。

 

小学校一年生の時に

 

他のみんなよりも算数の計算が5秒遅かった。

 

そういうのが6年間積み重なると差ができる。

 

小学1年生の時の5秒差は全く気にならないレベルであることはわかる。

 

しかし、

 

毎日5秒の差ができたとして、

 

それが6年間続いた場合、

 

3時間の差になるわけだ。

 

5秒の差が6年間で3時間の差になる。

 

これ、5秒だから3時間で済んでいるだけの話で、

 

もしこれが1分差であれば36時間の差になり、

 

2分の差であれば72時間にもなり、

 

5分ほどの小さな差でも

 

6年間にすると

 

182時間の差になる。

 

これが毎日の家庭学習の計算にしてみるとどうなるだろうか。

 

しかも時間ではなく、問題数で見る。

 

人よりも1問少ない勉強で6年間で2190問の差ができ、

 

5問少ないとその5倍、10950問の差ができる。

 

これが他の人との差ができる理由である。

 

1万問以上やっていなければ

 

当然差はつく。

 

しかし先にも挙げていたように、

 

小学校のテストは単元が終わってすぐに実施されるため

 

そこでの点数の差はつきにくい。

 

だから知らないうちに人よりも遅れていくことになる。

 

全く知らないうちに。

 

うちの子は小学校のテストで80点は必ず取ってくるから大丈夫?

 

事実をあまりにもわかっていないと子供が不幸になります。

 

中学に行ったときに順位が出て、

 

なんでこんな順位に?!となり、

 

「勉強しなさい!」の集中砲火をすることになることでしょう。

 

そして余計に勉強が嫌いになり、

 

思春期も重なり、

 

親の言うことも聞かなくなり、

 

もっと成績は下がっていく。

 

それを招いたのは

 

他でもなく親です。

 

小学生の低学年の時にちゃんと勉強を見てあげないからです。

 

習い事を優先したからです。

 

習い事は悪くはないですが、

 

その習い事のために勉強を削減することは何も良いことではない。

 

それは勉強をやらなくても良い理由を、

 

勉強をやらなくても良い言い訳を

 

小さい時から植え付けてきたにすぎない。

 

習い事をやるのであれば

 

勉強もその分やることを約束させないと。

 

発表会があったから今日は勉強しなくても良いよ。って

 

そういうのが中学になった時に同じことを言わせるわけです。

 

部活で疲れたから今日は勉強しなくていいや。って。

 

そうしないために小さいころからちゃんとやることはやらせるべきです。

 

そのサボるのが癖にならないためにもね。

 

 

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