問題から逃げる

難しい問題に直面した時に、

 

人間がとる行動は2通りだそうです。

 

その問題から逃げるか、

 

その問題に立ち向かうか。

 

言われてみればその通りだなと思いますが、

 

その逃げるというのにもいくつか分類があります。

 

今日はその逃げるということを細かく見ていきます。

 

1,本格的に逃げる

2,脳にブロックをかける

3,思考を停止させる

 

本格的に逃げる

これが一番わかりやすい。

 

物理的に逃げてやらなくなってしまうことです。

 

皆さんよくわかると思いますが、

 

この場合は一切伸びません。

 

なぜなら、やらないから。

 

やらないどころか逃げるわけですから、

 

今後も難しいと自分で思った瞬間に逃げます。

 

よく言われる逃げ癖がついているというものです。

 

こうなってしまうと、

 

良く考えればわかるものさえも

 

さほど考えもせずに難しいと認定して、

 

逃げる口実とします。

 

そうなるとどうなるかというと、

 

提出だけはしようとするので

 

答えを写すようになります。

 

答えを写している生徒は逃げているという感覚がなく、

 

答えを写しているだけなのに、

 

勉強をしているという認識になります。

 

だから勉強してもできるようにならなかったと脳内で変換するわけです。

 

しかしそれは逃げているだけなので、

 

もちろん点数なんて取れるはずもありません。

 

そうやって「勉強したのに点数が取れない」というところだけに注目が行き、

 

やってもできないならやりたくないという考えに動いてしまう。

 

まず最初の一歩目で逃げてしまうと

 

このような負のスパイラルに入ってしまいます。

 

脳にブロックをかける

これがなかなか修正できない部分です。

 

本人が難しいと決めてしまうと、

 

「その問題は自分にはどうせできない」と決めつけてしまいます。

 

ただの「九九」ですらできないと言い張ります。

 

例えば、今の中3で考えてみましょうか。

 

「√」が今回の範囲です。

 

保護者の皆さんの中にもこの記号にアレルギーを感じる人はいると思います。

 

「√」と聞くだけで難しいものという認定をしている人も多いことでしょう。

 

はい、それが間違ってるということです。

 

「平方根」は九九の応用です。

 

九九がしっかりとできればかなり簡単な部類に入ります。

 

「√48」を「〇√▽」の形にするためには

 

「48」という数字がどういう九九で出来上がっているかを考えればすぐにできます。

 

48は6×8です。

 

さらに言うと、6は2×3だし、8は2×2×2です。

 

そうすると「√2×√2×√2×√2×√3」と表すことができるわけです。

 

「√」というのは「2乗するとその数になるもの」なので、

 

「√2」が2つあればルートを外して「2」にすることができる。

 

だから「√2×√2は2」になるので、

 

「2×2×√3」と表すことができます。

 

すると√48は「4√3」になるというわけです。

 

「√」が難しいと感じている人は

 

これすらも何を書いているのかがわからないと言います。

 

やっていることは九九だけです。

 

基本的な√の説明は省いて書きましたが、

 

中3であればこれで問題を解けるレベルまで行きます。

 

残念ながら、難しいと認定してしまった状態でこれを聞いても、

 

すでに脳にブロックがかかっているため、

 

九九なのにわからないと言うようになってしまいます。

 

これも逃げていることの一つです。

 

思考を停止させる

これも多いですね。

 

難しいと思った瞬間に

 

考えるのをやめて何でも質問するようになります。

 

質問することは良い事だと思うかもしれませんが、

 

問題文に書いてあることすらも聞いてきます。

 

もう何も考えていないわけです。

 

考えていない状態で質問に来たとしても

 

考えていないので理解することはできません。

 

一見、質問に来ているので頑張っているように見えるかもしれませんが、

 

思考停止させているので何一つ勉強になっていません。

 

実際にあった話ですが、

 

質問に来た内容がすべて問題文に書いてあることもありました。

 

例えば、

 

√5の整数部分を答えなさい

 

という問題の質問で、

 

「整数部分って何ですか」と質問に来た生徒がいます。

 

「整数の部分です」としか言えないんですけども・・・。

 

しかもその問題のすぐ上に、

 

例題として√3は1.732・・・なので整数部分は「1」だと書いてあるわけです。

 

これ以上に何を教えればいいのでしょう・・・。

 

これはもう思考が停止してしまっている状態です。

 

難しいと決めてしまって、

 

どうせ自分にはできないと思ってしまっている。

 

だから考えることもやめてしまうというか、

 

諦めてしまっているわけです。

 

まとめ

難しい問題から逃げると言っても

 

いろいろなパターンがあります。

 

本格的に物理的に逃げてしまう場合はとっ捕まえればいいだけの話なんですが、

 

脳にブロックをかけたり、

 

思考停止している場合は、

 

それを取り除くためにかなりの時間が必要になります。

 

これは勉強ができる出来ないの話ではなく、

 

精神的な話です。

 

そうならないためには、

 

基礎となる部分から作りなおして

 

今やっている部分の基礎となる単元をマスターすることです。

 

その基礎となる単元をマスターすることで難しいと思っている単元が簡単なことに気づきます。

 

まずは難しいと決めつける根源を無くすこと。

 

それ以外に対処法はないんです。

 

まずは諦めることを諦めることです。

 

諦めた時点でその先はありませんから。

 

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