手取り足取り教えると
絶対に伸びないというのは
前々から言っている通りなんですが、
そうはいっても教えることというのは
必要になってきます。
そこで問題になるのが、
教えるというのはどこまで教えれば良いのかです。
結論から言うと、
ポイントのみで良いと思います。
後は本人たちが自分たちで考えて行動しないと。
しかも問題を教えるというよりも
その根拠を教えるというか。
考え方や、行動規範や、なぜやるのかという理由を教えるというか。
結局、僕が言っていることに納得した生徒は伸びますし、
屁理屈ごねて揚げ足取る生徒は伸びないんです。
だから授業でしっかりと教えます!というのは
成績が上がる要因ではないんですよね。
そもそも授業で教えるのは大前提なので、
それを声高に叫んでいる時点で
大した塾ではないという証拠になりますけどね。
「因数分解」を教えるにしても
「展開の逆」とだけ言って後はどんな構造になっているか自分で見つけられる子は
当然というかものすごく強いですからね。
そのくらいで後は考えればわかりますから。
それを勝手にわからないと決めつけて
詳しく解説するから
余計にわからなくなるんです。
なぜなら与えられたものだからです。
「因数分解とはこうやるものだ!」という解説を聞いて、
「わかった!」とはなるんですよ。
でもなぜそうなるのか?が全く分かってない。
だから本当の意味で理解できていない。
だからテストで間違う。
そういうことを授業で手取り足取りやってないで
何のために勉強するのか、
なぜ今これをやらなければいけないのか、
これができるとどんなことに役立つのか、
そういうことを教えてあげるべき。
勉強する意味というか、
勉強を一生懸命やる意味というか、
今やらないといけない理由というか。
そういうのが大事ですね。
だからそういう話をたくさんします。
結局、自分で気づかないとダメなんです。
勉強しなきゃ!とか、
ちゃんとやらなきゃ!とか
自分で気づいたときにやっとできるようになります。
言われてやったところで仕方なくやっているだけなので
仕方なくやっていることは上達しませんから。
自分から追究し始めたら一気に伸びます。
その土台を作るのが教えるという事なんです。
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