彼を知り己を知れば
百戦殆からず。
敵を知って自分を知っていれば
百回戦をしても負けることはない
という意味です。
だから受験だろうと定期テストだろうと、
敵(テスト)を知って、
己(今の自分の実力)を知れば
その対策が打てるので
どんなテストでも点数を取ることができるという事です。
しかし一つ問題があります。
「過信」です。
自分を知ろうとしたときに
自分の実力を認めない。
もっとだいぶひくーーーーい実力なのに
自分は出来ると思い込んでいる。
そんな場合は確実に戦に敗れます。
当たり前ですよね。そんなこと。
しかしこれがとにかく多い。
要するに基準が低いし、
自分に甘いんです。
いつからこんなに自分に甘い種族が増えたんですかね?
学校の運動会では順位をつけることをやめ、
テストの順位も発表しない場合もある。
自分の点数と平均点は分かるものの、
その点数で自分がどの位置にいるのかが分からない。
そうするとどうしようもない自分に対する励ましが顔を出す。
自分を励ますな。
自分を慰めるな。
自分を甘やかすな。
結果を結果として受け止めろ。
今までの勉強のスタイルではその点数が今の実力という事。
そして、今までの自分に対する甘さが
その結果につながったという事。
全て自分の基準の低さ故であり、
全て自分に対する甘えの結果である。
敵を知るというのは
定期テストだと「テスト範囲」の事。
入試だと「過去問」に当たりますかね。
自分を知るという事は
自己テストをして出た点数のこと。
テストの前に自分でテストをしてみて出来ているかどうかを知ること。
そのできていないところがテストでもできません。
さらに、
自分の今の実力を認めること。
自分でテストしてこんなはずではないと思うのではなく、
それを認めて解消する方向に考えることができないと
全くの無意味になる。
自分はこんなにもできていないという事を受け入れろ。
受け入れたうえで何をするべきかを考えろ。
なぜ間違えたのかを考え、
どうすればできたかを考え、
何をすれば出来るようになるかを考える。
そして、そのできるようになることをやり始める。
それがないから、
それがなく闇雲にやるから
勉強しても点数が上がらないという結果につながる。
考えろ。
とにかく考え抜け。
問題に書いてあることを質問に来るな。
単語を聞きに来るな。
自分で読め。
自分で調べろ。
それもしないで何が点数アップか。
点数が上がらないという結果には
点数が上がらない理由がある。
その理由はほとんどの場合勉強の基準の低さにある。
考えないという今までの行動にある。
その生徒のメンタルも大いに関係あるが、
大部分は勉強に対する姿勢にある。
勉強に対する貪欲さにある。
勉強に対する基準の高さにある。
それを考えてみれば良いって話です。
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