合宿の時に実際に出した問題です。
20%の濃度の食塩水100gと、32%の濃度の食塩水200gを混ぜたら何%の食塩水ができますか?
この問題の正解率が5%もありませんでした。
ノーヒントで解けた生徒は一人だけ。
これが解けないということが
思考力がないという確たる証拠です。
「濃度」が何なのかをまず知らないし、
公式がないと解けないとかいうし、
どんな構造になっているかを知ろうとしたこともないわけです。
この問題が解けないと思考力が全くないというのは言い過ぎですが、
「20%の濃度の食塩水100g」と見て、
食塩の量が答えられないのは非常にまずい状態です。
で、100gの食塩水の食塩の量を答えられるのに、
200gの食塩水の食塩の量を答えられないのは、
更に致命的ともいえるほどに思考力が欠如しています。
要するに知識の転用ができないんですよ。
頭の中にある知識をほかのことに使えない。
「くもわ」でしたっけね。
割合の公式ですか。
そんなの使ってるからできないんですよ。
原理原則を考えないからできないんです。
冗談ではなく、100gから200gへの知識の転用ができない生徒は
マジで思考力やばいほどに欠如しています。
まずはその現実を受け入れることですね。
テストで400点超えていても解けませんからね。
1人だけ解けた生徒は400点ないですし。
今後はもっとそういう問題を解いてもらいます。
とにかく思考力を育てます。
これがなければ高校に行ってから本当に詰みます。
例外なく詰みます。
自分で乗り越えられる力なんですよ。
思考力というのはね。
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