夏休みに午前講習をやってみて、
感じたことがあります。
まだまだ国語力が低い！
午前講習ではいつもできないことをやろうと最初から思っていたんです。
英語の発表をしてみたり、
判断推理問題を解いてみたり、
国語の本格的な授業をしてみたり。
もちろん、数学などの一般的なことをやる日もありましたが、
どちらかというと、ほかの塾ではできないというか、
やれないような授業をしていました。
あとディベートとかね。
頑張ればできるというか、
考えれば誰でもできる問題を進めていき、
考える重要性がわかった生徒もいたと思います。
出来ない問題をできないと決めつけて解きもしない生徒はいますから、
それをなくしたくて。
実際に小学生の知識だけで解ける問題は多かったですし、
問題をちゃんと読めば解ける問題ばかりでしたから
わからないとあきらめる生徒は少なかったですね。
これを全員がわからないとあきらめないようにしていきたいわけです。
問題に取り組もうとしたときに
誰しもが自分のできることしかできません。
そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、
すぐにわからないという生徒は
自分ができる事すらやりません。
数学で言うと式を書くとか、図式するとか、
国語で言うと空欄をまずなくすとか。
発表の時に書いているくせに発表しないとかね。
人は間違って覚えていくんです。
間違うこと自体は悪いことでもなければ
恥ずかしいことでもないんです。
何が一番恥ずかしいって、
知ったふりして間違うことだとか、
知らないまま大人になることです。
知るは一時の恥、
知らぬは一生の恥です。
その恥ずかしいと思う気持ちは悪くない。
それならそこで今の自分の力を受け入れて
成長しようと思うべきです。
僕はズケズケ、バシバシと生徒に話します。
中3で小学生の問題が解けなければ
はっきりと言います。
それが現実ですから。
そこをやんわり言って出来るようになるのであれば
とっくに学年上位です。
そうではないということは
まず現実を知らないという事ですね。
自分の現状を知り、
そこから何をするかです。
これからもはっきりと現実を突きつけますし、
出来なことが恥ずかしいレベルの問題であることもはっきりと言います。
中学生風に言うと煽りまくります。
それでできるようになればそれでいいですもの。
優しくいって、褒めてやらせても
出来るようにはならんのですよ。
出来るようになって、そこに努力があって、初めて褒めます。
褒めて伸ばすとはそういうことです。
出来もしないのに、
必死に良いところを見つけて褒めたところで、
その問題ができるようにはなりません。
良いところを見るようにはしています。
もちろん良いものは良いと褒めます。
そんなものはバランスです。
ほめちぎっても伸びません。
特に
「僕は/私は褒められれば伸びるタイプです」
っていう生徒は絶対に褒めません。
とことん現実を突きつけます。
そういうところから這い上がれずして何が受験かね。
うちは、社会に出てからも通用する人間になって欲しいんです。
高校受験を目標にはしてほしくないんです。
あくまでも目標は大学受験。
そのために今土台を作るっていう話です。
大学受験から見れば、中学の内容なんて全て基礎です。
社会から見れば、中学なんてぬるま湯です。
今だからこそ出来る大人になる準備をしないと。
それを勉強に対して努力するということで
育てていきたいといつも思っています。
もちろんこれからもそうします。
その一環として、休み中も早く起きて勉強しに来るという流れは良かったかと思っています。
小学生の兄弟が中学生の授業というものを一緒に体験できたというのもね。
色々話しましたが、
今後よりいっそう国語に力を入れていきます。
まだまだ足りないですから。
せめて文法を正確にとらえられるようになってもらわないと。
受験で出る問題は一度も読んだことがない文章なんですから。
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