テロップの弊害

テレビでよく見るテロップってありますよね?

 

あれって見ていてわかりやすくて

 

面白いんですが、

 

実はいろいろな弊害があるんです。

 

実は耳が悪くなったり、

 

想像力が下がったり、

 

前後の文脈が分からなくなったり、

 

読解力が下がったりするんです。

 

テロップというのは、

 

僕が中学生くらいのころにはなかったものです。

 

テロップがなかった時は

 

前後の会話もちゃんと聞いていないと面白い部分が分かりませんでした。

 

耳も目も働かせていないと

 

楽しめなかったわけです。

 

しかし今はテロップが会話を要約してくれますから

 

実に分かりやすく、

 

さらに面白いところだけを抜き出してくれます。

 

さも、ここが面白いところだよと言わんばかりに。

 

ということはですね、

 

ただただ受け身でテレビを見ているということになるんです。

 

テロップが出ないということは

 

その会話や、状況からそのイメージを想像するわけです。

 

頭に思い描いてみて、

 

その思い描いたもので笑ったりするわけです。

 

テロップは面白おかしく文字を工夫してくれたりもするので、

 

想像するものが一律になるんです。

 

だから想像力も弱くなっていきます。

 

話を聞いていないてもテロップが目に入ってきて、

 

何を話していたかすらわかってしまうし、

 

話を要約できなくても、テロップがやってくれますし、

 

前後のつながりが分からなくても、

 

テロップ1つで笑えてしまうわけです。

 

確かにテロップができてから

 

1つ新しい面白みというのは増えたと思います。

 

しかし、それでもともと人間ができていたことが

 

どんどんできなくなってきているわけです。

 

話を聞けない生徒が増えていますが、

 

その一因はテレビにもあるのかもしれませんね。

 

今あるもので良いものと、

 

良くないものを知って、

 

それに対応していくことが大事だということです。

 

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