手帳を見ていると、
「忘れてしまっている」と書いている生徒がいますが、
人間なので、誰でも忘れます。
一度覚えていたものを長期的に覚えたままにしておくには
それなりのやり方があります。
頭の良い生徒は記憶力が良いわけではありません。
そういう生徒でも必ず忘れていきます。
忘れないようにしていることと、
忘れたときにしていることがあるわけです。
一番お得なのが、
忘れる直前に復習できれば良いですよね？
そんな簡単に事は運びませんけど。
もしそんなことができればみんな100点取れますしね。
ただ目安はあるんです。
それが「エビングハウスの忘却曲線」です。
何度かここでも話したことがあますが、
もう一度お話しておきます。
この図です。
エビングハウスの忘却曲線
人間に記憶がどれくらい持つのかという話です。
このように復習を繰り返すことで知識は脳に定着していきます。
何度も復習していくうちに、
忘れにくくなっていきます。
いつも使う日本語を忘れないのと同じです。
ピーマンを見て、
ピーマンと答えられない人はいないように、
人生のうちで何度も見て名前を憶えているものを忘れることはありません。
ど忘れすることはありますが、
一生思い出せないということはないはずです。
で、ここからが大切な話です。
勉強しようと思うから嫌になるんです。
国語で覚えた言葉を日常で使ってみること。
英語も使ってみること。
社会や理科も覚えたことが世の中でどのように使われているのかを探してみること。
毎日の生活の中で覚えたことを使ってみることで
自動的に復習できます。
2日で30％以下になってしまうんですから、
覚えたその日からいつか使てみようと機会をうかがうことですね。
そうすれば頭で意識することができるようになります。
せっかく覚えた知識ですから使ってみないと。
で、さらに勉強として復習するんです。
それで忘れることはなくなります。
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