昔と環境が違う

「あけび」という食べ物を知っていますか?

 

非常に食べにくい種ばっかりの果物の一種です。

 

地域にもよると思いますが、

 

森の中に行くと自生していて、

 

昔はよく昆虫採集の途中に取ったりしたものです。

 

こういう知識を、

 

昔は人に教わらずに得ていました。

 

山の中で見つけた昆虫や木の実などを

 

図鑑で調べて頭に入れていました。

 

今はそれができないんです。

 

地域柄、首都圏ではまず無理です。

 

田舎に生まれて、山の中で遊んでいると

 

季節でどんな植物が育つのかとか、

 

どの季節にどんな虫が出るのかとかを

 

肌で知ることができます。

 

それも勉強の一つなんですが、

 

自分は勉強とは思ってやってないわけです。

 

これがものすごく頭にはいいんですよね。

 

やっていることは研究に近いんです。

 

山を駆け巡って、虫を捕まえたり、

 

見たこともない植物を採取したりして、

 

家で図鑑で調べるんです。

 

食べられると書いてあれば食べてみたりしますし。

 

当然親には聞きましたけど、

 

山の中にあるもので食べられるものと

 

食べてはいけないものの区別が

 

小学生に上がる前から知っていたというのは

 

今考えるとすごい話です。

 

それが好奇心につながるんだなと。

 

そこで夏の合宿を山の中にしたというのもあります。

 

今回は森を探索するフィールドワークを入れます。

 

森の中にある植物や虫などを探して調べてもらいます。

 

もちろん勉強が主ですが、

 

そういう体を動かして自分で調べるということはやはり重要です。

 

今の子供たちに足りないものをやってもらおうと思っています。

 

この前の集団授業の時に「笹船」が物語の中に出て来たんですが、

 

知っている子が少なくて驚きました。

 

よく思い返してみたら、

 

草加で笹を見たことがないなと、、、

 

これも環境なんですよね。

 

経験が少ないんです。

 

だからいろいろと経験してもらいます。

 

経験こそ財産である。

 

豊かな人生を送るためには

 

良い経験も悲しい経験も悔しい経験も

 

いろいろな経験をすべきです。

 

特に若いうちに経験しておくべきです。

 

大人になってから経験することとは全く違いますから。

 

今が大事なんです。

 

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