親以外の大人と関わること

塾の何が良いかって、

 

親以外の大人と関わり、

 

時には怒られたり、

 

時には褒められたり、

 

同じ目標を目指す学校以外の仲間ができたり、

 

そういうところなんじゃないですかね?

 

皆さん既にご存知かと思いますが、

 

思春期の子供は親の言うことなんて聞きません。

 

比較的反抗期が弱くておりこうさんな子はいるかとは思いますが、

 

多くの子供は思春期に親に反抗するものです。

 

というか、反抗していることが成長のあかしなので、

 

それに向き合うことも当然必要なわけです。

 

家ではあんなに悪態つくのに、

 

塾ではなんておりこうさんなんでしょうと思う時もありますよね。

 

そういうものなんですよ。

 

逆の方が末恐ろしい子になります。

 

家ではおりこうさんだけど、一歩外に出ると真逆になる。

 

これは本当の意味で手が付けられません。

 

親の前でだけ利口を演じているわけですから、

 

「うちの子に限って・・・」という親子になってしまいますね。

 

家で悪態ついて、外では社会の規範を守っているわけですから、

 

むしろ褒めてもいいくらいですよね。

 

でね、なんで塾などに親が口を出さない方が良いかというと、

 

そこには子供が作ったコミュニティーがあるからです。

 

言いたいことはここです。

 

学習塾にはいろいろな学校の子供が集まり、

 

そこには自分の力で作った人間関係があり、

 

そこの大人とのかかわりもあるわけです。

 

子供同士のけんかに親は出ていかないでしょう。

 

それに似たところがあるんです。

 

親が出てくると子供が嫌がります。

 

確かに度が過ぎたものに関しては親が出ていくものもありますが、

 

塾で度が過ぎている場合はやめればいいんですよ。

 

学校と違っていかなければいけない場所でもないんですし。

 

塾と親とで連携を取ることは大事です。

 

ただそれもあまりやりすぎると子供が嫌がりますよ。

 

またうちの親が来ているってなりますから。

 

だから放置がいいんです。

 

しかも勉強に関してはどう考えてもこちらがプロです。

 

そのプロを差し置いて、勉強に口を出す必要もないわけです。

 

親が口を出せば出すほどに、

 

親が手を出せば出すほどに、

 

子供たちは自立からどんどんかけ離れていきます。

 

子供の行動に少し自由度を持たせて、

 

ある一定の枠を決めてそこからはみ出さないようにだけ注意し、

 

子供の独自の発想を大切にするというのも大事なことです。

 

親って、木の上に立って見守ると書くくらいなので、

 

そのくらい少し距離を置いて見守る方がいいんですよ。

 

近い距離からは見えないものが、

 

少し離れると見えてきたりしますから。

 

前にも書きましたけど、

 

かわいがるのと甘やかすのは違いますからね。

 

甘やかしは「むごい教育」と戦国時代から言われています。

 

前に書きましたね。

 

徳川家康のお話ですね。

 

むごい教育とは、甘やかせてだらだらした生活をさせることです。

 

それを家でやっちゃいけませんな。

 

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