高校入試と大学入試と私立と公立

人生で最後の大きな入試と言えば、

 

大学入試です。

 

高校入試にフォーカスを当てる人たちがたくさんいますが、

 

大学入試の方が数百倍大変です。

 

はっきり言って、

 

偏差値の高い高校に入ったから大学に行きやすいのではなくて、

 

偏差値の高い高校で

 

周りにも偏差値の高い子たちがいるから、

 

置いていかれたくなくて、

 

そのために努力するから大学に合格しやすくなるというだけの話です。

 

結局どこの高校に行こうとも、

 

自分が努力しなければ最下位確定です。

 

それは私立だろうが、公立だろうが同じことです。

 

最も多い勘違いは、

 

私立に行くと塾に行かなくても大学に行けるという考えです。

 

偏差値の高い私立に行っている生徒の多くは

 

当たり前のように塾に行っています。

 

学校側は学校に任せておけば大丈夫と言います。

 

説明会などでは、

 

「1,2年生のほとんどが部活に所属しています。

 

塾に行かずに学校に任せていただければ、

 

部活をやりながら大学に行くことができます!」

 

とか言いますが・・・。

 

合格実績はなぜ100%ではないんでしょうね?

 

だからそもそもそこでねじれが生じているわけです。

 

天下の県立浦和高校は、

 

「高校は4年間だ。1年浪人して大学に行け」と生徒の間では言われているくらいですから。

 

あそこまで偏差値の高い高校でそういう認識であるのに、

 

それよりも偏差値の低い私立高校や公立高校が

 

学校に任せておけば大丈夫と言うのを信じるのは危険ではないですか?

 

と個人的には思います。

 

私立高校と公立高校の違いは、

 

設備の充実と、偏差値の幅です。

 

埼玉県でも難関とされている私立高校や

 

都内や千葉などの普通に受験してたくさん不合格者が出るような高校は

 

設備も良いし、偏差値幅も狭いです。

 

特に埼玉は北辰テストの偏差値で確約を出すので、

 

実際の学力とは違った数値で合格できたりもします。

 

良いほうの偏差値から二つ取ってその平均で出すので、

 

たまたま記号問題がたくさん正解した時などの高い偏差値で採用されることもあります。

 

そうすると入ってからの偏差値の差が、

 

ホームページなどで表示されている偏差値よりも

 

かなり広くなることが多々あります。

 

公立は倍率によるので、

 

倍率が1.2を超えてくる高校は

 

偏差値幅が狭くなりますが、

 

倍率が1.05あたりの高校は

 

ほとんど不合格になる人がいないため、

 

偏差値幅は広くなります。

 

とはいえ、私立よりは狭い幅になります。

 

そうなると、高校に入った時点で近い偏差値なはずなのに、

 

最下位とトップがもう出来上がっている状態になります。

 

公立はその偏差値の幅が狭いので、

 

逆転は可能ですが、

 

私立はそもそもクラスも分けられているため、

 

そこからの逆転は非常に難しいわけです。

 

同じクラス内でも所詮北辰の偏差値だけで分けられているため、

 

既に優劣がついた状態で入学を迎えます。

 

ほとんど高校の勉強が始まっていないのに順位に差が出るのはそのためです。

 

そしてそこから這い上がることがまず難しい。

 

公立高校の場合は5点上がれば順位がぐんと上がったりします。

 

偏差値に幅がそんなにないので、団子状態ですから。

 

そこが難しいわけです。

 

だから生徒には私立の中でも上にクラスに行けるなら行けばいいよと言います。

 

もしそれが出来ないなら高校にいてからガチで死ぬ気でやれと。

 

そうでもしないとずっと下位に沈んでしまうからです。

 

結局は自分の努力でしか逆転はできません。

 

 

大学入試に関しても、

 

結局はその高校から合格を出したことがあるかどうかにも関係するので、

 

高校それぞれで指定校の枠は違います。

 

さらに指定校推薦を取ろうと思った場合、

 

3年間ずっと成績を上位でキープしなければいけません。

 

ある意味、受験よりも大変な側面もあります。

 

そして指定校で入った大学生の退学率は、

 

一般受験で入った学生よりも高い。

 

これはデータとして存在するので、しっかりと頭に入れておくべきです。

 

どちらにしても大学受験は高校受験の100倍以上は大変です。

 

その大変な状態で大学についての知識も自分で入れていかなければいけません。

 

各大学での対策も考えなければいけません。

 

願書の取り寄せ、出願、様々な手続き、

 

それらも受験勉強をしながらやらなければいけません。

 

高校はやってくれません。

 

とにかく忙しく動かないといけない。

 

そこに追い打ちをかけるように

 

11月頃一番成績が伸びなくなってきますから、

 

精神的なダメージは計り知れない。

 

経験している人は知っていると思いますが、

 

12月の精神状態はやばくなります。

 

このままでは絶対合格できない!と思い始めますし、

 

これで落ちたら今まで経験したこともない「浪人」の文字も浮かんできますし。

 

高校と違って、

 

失敗できない受験と思っていますからね。

 

さて、その精神状態で、

 

これだけやることがてんこ盛りで、

 

学校に任せた状態で、

 

大学合格できるでしょうか??

 

個人的には非常に疑問です。

 

部活もやれば良いと思いますし、

 

友達と遊んで高校生活をエンジョイすることも良いと思います。

 

ただ、やるべきことは継続してやり続けないと。

 

それしか大学に合格する術はないんです。

 

 

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

全国の敏腕塾長が集まり本を出版します!

本では語りつくせなかったことや、本の内容をもっと知りたいなどの質問を受け付ける

オープンチャット「全国敏腕塾長に質問!」も用意しております。

LINEアカウントはこちら

お友達登録はこちら 

ホームページのお問い合わせはこちら