本来やるべきこと

学習塾が本来やるべきことというのは

 

勉強の指針を示すことと

 

勉強の環境を整えることです。

 

決して勉強を教えることではないんです。

 

教えることではないというか、

 

勉強を教えることというのは

 

当然あるべきものであって、

 

特筆すべきことではないということです。

 

わかりやすいというのは当たり前すぎるというか、

 

塾で分かりにくかったら

 

行く意味ないですからね。

 

さらに言うと教えすぎは生徒の学力を下げます。

 

それがわかっていない塾はたくさんありますが、

 

目先の「分かった」を優先して良い塾と思ってしまうのでしょうね。

 

よく聞く塾で教えてもらった特別な方法とやらは

 

何も優れたものではないわけです。

 

最も優れたものというのは

 

自分でその特別な方法を見出す力を備えられることです。

 

その手助けを塾がしてくれるというのが一番良いでしょうね。

 

それよりも

 

勉強というのはこうあるべきだとか、

 

周りの生徒が勉強をしている空間を提供することが有益ではあります。

 

あまり教えると思考が停止します。

 

基礎がしっかりと備わっていれば

 

全く分からない問題でも

 

何とか思考を巡らせて正解にたどり着くことができます。

 

教えられてばかりいる生徒は

 

何かわからないことがあるとすぐに投げ出します。

 

問題をよく見て、自分ができることを積み上げていくと

 

最初は見えていなかったものが見えてくるようになる。

 

少しずつわかる部分が増えていくと

 

出来ないと思っていた問題も

 

何とか突破口を見つけることができる。

 

それが今大学で問われている「思考力」という力だ。

 

前々から言っているように

 

大学受験では

 

「思考力」「判断力」「表現力」

 

この3つを試されることになる。

 

小学生、中学生で教えすぎると

 

この「思考力」が育たない。

 

与えられすぎると

 

この「判断力」が育たない。

 

国語をやらないと

 

この「表現力」が育たない。

 

そして今後は大学に行って当然の時代になる。

 

大卒でなければ就けない仕事がもっと増える。

 

だから大卒というのは「資格」として取得すべきものである。

 

その大卒の資格を手に入れるためには

 

この「思考力」「判断力」「表現力」を鍛える必要がある。

 

必要があるというか、必須である。

 

だからむやみに教えまくらない。

 

国語を一番に鍛える。

 

与えすぎない。

 

手厚さというものを塾からなくす方向に考えるというのは

 

これから先の人生を見据えるうえで

 

至極まっとうである。

 

与えすぎ、教えすぎ、国語を後回しにすることで、

 

高校に行けば必ず脱落してくれる。

 

栄進研の生徒は高校に行ってから

 

より一層真価を発揮できる。

 

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