結論と根拠 正解発表

 

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昨日の問題はどうでしたか?

 

まだ問題を解いていない人は

 

こちらから先に考えてみてください。

 

 

結論と根拠(問題)

 

 

では解説をしていきますね。

 

まずはこの問題の主張と根拠の整理をしていきます。

 

主張① 3000円/1㎥で「水税」を導入すると「3000億円の税収を見込める」

主張② 3000円/1㎥で「水税」を導入すると「水不足の問題に対応できる」

 

 

根拠① 現在年間水消費量が1億㎥だ

根拠② 「水税」が導入されても、年間水消費量が1億㎥だ

根拠③ 「水税」を導入すれば水の消費が減る

根拠④ 水の消費が減れば水不足の問題に対応できる。

 

このようになります。

 

主張①は根拠①と根拠②をもとに

 

主張②は根拠③と根拠④をもとにしています。

 

このふたつの主張自体は根拠も問題なさそうですね。

 

では次に選択肢を見ていきましょう。

 

 

 

①互いに比較できない価値を比較している。

→「比較できない価値」というものは発言の中に見当たりません。

 そもそも何も比較もしていません。

②不当な政策によって財政赤字を解消しようとしている。

→「水税」が不当かどうかは個人の価値観なので、発言が誤っているかどうかは関係ありません。

 

③結論を導くために用いた根拠が両立しない。

→水税を導入する場合、根拠②「水の消費量は変わらない」と根拠③「水の消費は減る」は両立しません。

 そのため、これが正しい指摘ですね。

 

④目的と手段の相互関係を取り違えている。

→水税という政策(手段)とそれによる財政赤字解消と水不足の解消という利点(目的)

 は明確であり、取り違えられていません。

 

⑤例外的な事実に基づいて一般論を主張している。

→事実からの一般化によって、主張を導出してはいませんね。

 

 

よって、正解は③