何度も言うように、
英語の成績を本当の意味で上げようと思うのであれば、
音読と精読と多読をすべきです。
これは本当に外せないものです。
生徒の目線からすると、
最もめんどくさくて、
最も苦手なものが「精読」でしょう。
そもそも国語の知識がないので、
主語は？動詞は？と聞かれても
え？？？？となる。
さらに精読で見つけないといけないものは、
目的語と補語もある。
修飾語もある。
そうなるともうてんてこまいですね。
もっと言うと、
修飾語が何を修飾しているのかも探さなければいけない。
どんな品詞がなんの品詞を修飾するかも知らないといけない。
なんて覚えることがたくさんあるのだろうか！
と、苦手な人は思うでしょうね。
ただこれを知らないということは、
国語の文法も理解できていない証拠にもなる。
定期テストの点数は取れているかもしれません。
でも本当の意味での理解はできていません。
これは断言できます。
模試になったとたんに点数が一気に落ちます。
定期テストというものは英語にしても国語にしても
基本的に一度授業でやったものが出題されます。
初見の国語の長文が出るわけでもないですし、
聞いたことがない英語が出てくるわけでもありません。
「ほとんどの場合は」です。
私立中学や高校はたまに初見の長文を出してきたりもします。
公立の中学や高校にいる場合はほとんど教科書で一度読んだものが出てきます。
だから正直言うと本格的な英語力がなくてもそこそこの点数は取れます。
全く理解していなくてもノートに書いたことを丸暗記していれば
国語もそれなりの点数が取れます。
だから定期テストで点数が取れていないということは
勉強していないということに直結します。
そう考えていくと、
本当の学力を上げる点で見るとちょっとズレることになります。
もちろん、教科書を勉強するというのは大事なことです。
それが基礎にあって、精読などをするからこそ意味を成すので、
教科書をちゃんと勉強しないで精読をやろうとしてもなかなか難しい。
ちょっと話はズレましたが、
定期テストでそこそこの点数を取れると言って安心していると
模試を受けたときにかなり痛い目を見ます。
本質的な学力が上がっていないからです。
その本質的な学力を上げるためにやっているのが
英語の場合は「精読」だったり、
毎日やっている英作文だったりするわけです。
そして英語には日本語と違って厳格なルールがあります。
その厳格なルールを頭に入れるべきです。
何回も同じことをミスっている時点で、
人の話を聞いていないか、全く聞いた話を理解していないことになります。
ひとつひとつ丁寧に進めてください。
まず動詞を見つける。
次に主語を見つける。
一般動詞なのか、be動詞なのか。
動詞の後ろが目的語なのか補語なのか。
主語とイコールになっていれば補語。
動詞の目的を示すものなら目的語。
この「動詞の目的を示す」ってのが分からないって言うようだと、
国語力が足りない証拠です。
前置詞があれば修飾語。
何を修飾しているかを見つける。
最後に頭から和訳する。
わからない単語は予測する。
採点に持って行ってみてもらう。
辞書を使ってわからなかった単語を調べる。
精読を直す。
再度見てもらう。
これの繰り返しです。
苦手、めんどくさいとやらないでいると
一生英語はできるようになりません。
英語の精読を全部見てくれる塾ってほとんどないですからね。
しかも中学のうちからできるなんて。
そのチャンスをしっかりと生かしましょう。
厳しいことを言われても頑張りましょう。
話聞いてないときにしか厳しいことは言いませんし。
わかったふりは禁物です。
どうせ全部ばれてます。
でもそのまま泳がせます。
わかったふりをしていることがどれだけ愚かなことなのかを知ってもらうために。
「さっきも同じこと言ったよね？」って言われることになります。
せっかく精読を見てもらっているときは１：１なんですから、
そこでちゃんと理解するまで突っ込んで聞くべきです。
精読ができるようになった時にいろいろな英語の不思議がつながっていきます。
受験まで毎日やるべきです。
そのくらい精読は超重要な勉強です。
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